こんにちは!
複業×投資=複利で人生を豊かに過ごす社労士のぺいこや(@paykoya)です。
世の中にたくさん存在する『資格』。取得することは必要なのでしょうか?
必要だとしたら、どんな資格を取得するのが良い選択なのでしょう?
資格取得の必要性や、得られるメリットについて実際にいくつかの資格を所有する私の考えをお伝えします。
こんな方におすすめ
- なんとなく今のままでは不安で、資格取得を検討している方
- 資格を取りたいけど、どの資格にすれば良いか悩んでいる方
- 資格が本当に必要なのか答えが出ずに悩んでいる方
もくじ
なぜその資格を取得したいのか考えてみる
資格を取得が必要か考える際には、理由が非常に重要です。
私がざっと考えるだけでも資格取得の理由はたくさん考えられます。
- なんとなく
- 資格を持っているとカッコいい感じがするから
- 資格を持っていれば稼げそうな感じがするから
- 資格を持っていると就職や転職に便利そうだから
- 資格を取得すると給与が上がる、手当がつくから
- その資格が無いと行えない仕事がしたいから
- 資格を取得して転職・独立したいから
- 単純にそのジャンルについて学びたいから
- たくさん資格を取得しておきたいから
- 家族や上司から資格を取れと言われているから
当てはまる項目はありましたか?
この項目の中には良い理由と悪い理由があります。
資格取得を考えるときに必要なことは?
まず資格を取得するということは取得するための試験勉強をします。
試験勉強はあなたの人生における何事にも代えがたい貴重な『時間』を消費します。
また精神的にも過酷で、ストレスやプレッシャーと戦い続ける必要があります。
資格取得を考える際にはこのことを必ず念頭に置き、必要な資格を厳選したいところです。
その上で、自分が資格取得したい理由を整理していきましょう。
ポイント
- 時間をかける価値はあるか
- 自分主体か、周り主体か
- 資格取得後の目標設定が明確かどうか
時間をかける価値はあるか
時間はお金にも代えがたい重要な資産です。
その資格を取るために何十時間、何百時間、何千時間をかける価値があるか考えてみましょう。
特になかなか資格が取れずに勉強が長引いてしまっている方の場合、
『サンクコスト効果』が働き、なかなか勉強から抜けられなくなります。
サンクコスト効果とは
今までかけた金銭的・時間的な労力がもったいなくて、いつまで経っても辞められずに続けてしまうこと
このような方こそ、
本当に資格が必要なのか?さらに時間をかける必要があるのか?
ということを改めて考えてみることが必要かもしれません。
自分主体か、周り主体か
その資格は「あなた」が本当に取りたい資格でしょうか?
家族や上司から資格取得を求められるケースもありますよね。
最初は周りに勧められて、その後で自分主体に変わるケースもありますので一概に悪いわけではないのですが、自分主体で決めた資格の試験勉強のほうがモチベーションが続き、勉強がはかどります。
資格取得後の目標設定が明確かどうか
資格を取得した後の目標設定は明確でしょうか?
例えば上の理由のうち、「なんとなく」や「たくさん資格を取得しておきたい」という理由は取得後の目標設定が明確ではありません。
「その資格が無いと行えない仕事がしたい」「給与が上がる、手当がつく」「独立・転職をする」という理由はある程度、明確に感じませんか?
また「単純にそのジャンルについて学びたい」ということでも「学び終わること」が目標ですから、ある意味では明確です。
必要なことをふまえた資格取得の理由の良し悪し
これまでの内容を踏まえて、理由を整理してみるとこんな感じになります。
- なんとなく ⇒ ✖
- 資格を持っているとカッコいい感じがするから ⇒ ✖
- 資格を持っていれば稼げそうな感じがするから ⇒ ✖
- 資格を持っていると就職や転職に便利そうだから ⇒ ✖
- 資格を取得すると給与が上がる、手当がつくから ⇒ ○
- その資格が無いと行えない仕事がしたいから ⇒ ○
- 資格を取得して転職・独立したいから ⇒ ○
- 単純にそのジャンルについて学びたいから ⇒ ○
- たくさん資格を取得しておきたいから ⇒ ✖
- 家族や上司から資格を取れと言われているから ⇒ ✖
あくまで私見ですので、必ずしも×が良くないわけではありません。
ただ貴重な時間を使って合格を目指す以上、モチベーションがものすごく大切です。
○の方がモチベーションのキープにはつながりそうですよね。
資格は、名の通り『~するための資格』であることを忘れない
長い間、勉強を続けていると「資格取得」がゴールになりがちです。
そんなときは「資格」という言葉の意味をもう一度考えてみてほしいです。
メモ
・~の仕事を行うことができるようになる「資格」
・特定のジャンルについて専門家を名乗る「資格」
資格という言葉には「今後~ができる資格を得た」という未来への意味があります。
資格を取った時点で、世の中には先輩の有資格者がたくさんいます。
ようやくスタートラインに立てただけだということを忘れないようにしたいです。
資格取得よりも『取得した資格をどう活かしていくか』が何より大切なポイントです。
資格取得で得られる本当のメリットとは?
自己肯定感と自己効力感の向上とはどういうことでしょうか?
自己肯定感:ありのままの自分を素直に認めること
自己効力感:「自分にはきっとできる」と自分を信じること
まず自己肯定感ですが、これは状況が良くても悪くても、ありのままの自分を認めることです。
自己肯定感が低いと「自分はダメだ」とネガティブな感情になりやすいです。
試験勉強をする中で、気持ちの浮き沈みが何回もあります。
そんな中で最後に合格を勝ち取ったとき、きっと自分で自分を好きになることができると思います。
自己効力感は言葉は似ていますが別の意味です。自分を信じることです。
そういえば最近、芦田愛菜さんが「信じる」について持論を述べてましたよね。
裏切られたとか期待していたとか言うけど、その人が裏切ったわけではなく、その人の見えなかった部分が見えただけ。見えなかった部分が見えたときに、それもその人なんだと受け止められることができる、揺るがない自分がいることが信じることと思いました。揺るがない軸を持つことは難しい。だからこそ人は『信じる』と口に出して、成功したい自分や理想の人物像にすがりたいんじゃないかなと思いました。
芦田愛菜さんの話はいったん置いておきましょう笑
試験勉強をがんばって試験に合格すると自分に自信がつきます。
困難なことがあっても「自分なら大丈夫」「きっとできる」と思える機会が増えた気がします。
自己肯定感と自己効力感の向上は資格を超えて人生を豊かにしてくれるはず。
これこそが私が感じた資格取得の本当のメリットです。
「資格ループ」に注意しよう
人は資格を取ると、なぜか次の資格が取りたくなる傾向があります。
- 資格は取ったものの大丈夫か不安になってくる
- ダブルライセンス、トリプルライセンスの人が気になってくる
- 今まで勉強していた時間をまた試験勉強にあてたくなる
私も経験しましたが、乗り越えました。
勝手に「資格ループ」と呼んでいます。
受験生時代の友人に合格後半年ぐらい経ったときに連絡する機会がありました。
友人は、取得した資格を何も活用せずに放置して次の資格を勉強していました。
「たくさん資格取得しておきたい」人だったのかもしれません。
私はせっかく取った資格がもったいないと感じてしまいました。
一度資格を取得した後に次の資格を取りたくなったときこそ、上の資格取得の理由をよく読んで考えていただけると嬉しいです。
大事なことなのでもう一度。
資格取得よりも『取得した資格をどう活かしていくか』が何より大切なポイントです。
まとめ
資格の知識は使わないとすぐに忘れてしまいます。
エビングハウスの忘却曲線という心理学の実験では、人の脳は学んだ後で放っておくと、1時間後には56%忘れ、1日後には74%、さらに1週間後には77%、1カ月後には79%を忘れると言われています。
知識を忘れないためには学び続ける環境や意欲を持ち続けることが必要です。
何らかの資格を取得しようとしている方の考える良いきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。