本記事の内容
- e-taxって?なんでe-taxで確定申告するの?
- e-taxで確定申告をするために準備をしよう
- 確定申告をする際の4つのポイント
本記事の著者
- 副業×投資=複利で人生を豊かに過ごす社労士。
- 2019年に副業社労士として開業して2020年に初めてe-taxで確定申告を経験。
- Twitter(@paykoya)で情報発信しています。
ブログや楽天ポイントせどり、youtube、動画編集、ココナラやクラウドワークスなど、私の周りを見てみると今年から副業を始めた人が多くいらっしゃいます。
副業収入の金額によっては確定申告が必要です。2021年に初めて確定申告するという今から不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方々のために今から確定申告のイメージがしやすいよう予習記事を書くことにしました。
こんな方におすすめ
- 確定申告のことがよく分からない方
- 確定申告をしたことがない方
- e-taxを使った確定申告をしたことがない方
e-taxって?なんでe-taxで確定申告するの?
e-taxとは簡単にいうとインターネットで確定申告できるシステムのことです。
その他には郵便や窓口の方法がありますが、e-taxでの確定申告がオススメな理由はたくさんあります。
- ネット環境があればいつでもどこでも確定申告ができる
- 待ち時間がない
- 早く申請開始することができる(早く還付される)
- e-taxをすることで青色申告特別控除を10万円多く受けることができる
- 密を避けることができる(New!!)
ネット環境があればいつでもどこでも確定申告ができる
窓口提出だと税務署まで出向かなければいけません。ネットだといつでもどこでも確定申告できるのでとても便利です。
待ち時間がない
私は行ったことないのですが、税務署や確定申告の相談窓口は毎年大行列みたいです。今年はコロナの影響があるとは思いますが、それでもe-taxができない方々は変わらず並んで結局混み合うのでは?と予想されます。
早く申請開始することができる(早く還付される)
通常は2月中旬~3月中旬が確定申告の時期なのですが、e-taxであれば1月上旬から申告を開始することができます。還付金がある場合は、まだ提出者が少ない段階で申告すると早く還付金が入ってきます。
e-taxをすることで青色申告特別控除を10万円多く受けることができる
青色申告をする場合、e-taxを使うことで10万円分の控除を多く受けることができます。(最大65万円)
密を避けることができる
今年は新型コロナの影響もありe-taxの利用は広がると思います。しかし上記に書いたように変化を嫌う方は一定数おり、例年通り窓口は変わらず混み合うと私は予想しています。
e-taxで確定申告をするために準備をしよう
e-taxを行うためには以下のものが必要です。
- マイナンバーカード
- カードリーダー
- ネット環境のあるPC
e-taxの確定申告をオススメしたものの、これからマイナンバーカードの申請をされる方は残念ながら2021年のe-taxは難しいです。
マイナンバーカードは近々、健康保険証や運転免許証の代わりに使えるようになるそうです。利便性が高まるので作っておいて損はありません。
-
マイナンバーカードが健康保険証代わりに!健康保険証として利用するとお得なポイントまとめ
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次にカードリーダーです。あらかじめTwitter(@paykoya)で確定申告の記事を書く予定であることを伝えたところカードリーダーで悩んでいる方が多くいらっしゃいました。
10年以上前ですが税務署に確定申告行ったら長蛇の列で大混雑してて驚いた。コロナでは税務署そんなに処理できないからネット処理必須でしょうね。需要あると思いますよ。カードリーダ何選べば良いのか知りたい😊
— あおぞら@金融SE25年 (@bluesky3513) December 20, 2020
医療費控除+ふるさと納税の確定申告をネットで作成して印刷して提出したことはありますが、青色の人は今年から控除考えたらe-tax主流になりそうですよね😂
— まり🌺せどり×楽天ROOM×ズボラなOL (@r_urflag) December 20, 2020
カードリーダーの部分気になります😋
実はカードリーダーについてはマイナンバーカード、e-tax、お使いのwindowsかmacに対応していればなんでも大丈夫です。検索するとたくさん商品が出てきてよく分からないと思いますがご安心ください。ちなみに私は全対応のこのカードリーダーを使っています。
Rocketek USB接続ICカードリーダーライター 確定申告(E-Tax) マイナンバーカード、住基カード読み込めwindows & Mac OS Xに対応 接触式 ブラック
探せばもっと安いものもあるかもしれません。私は2年ほど使っていますが今のところ何も不便は感じません。
これから開業を検討されている方、実はe-taxで開業届や青色申告承認申請書を提出することもできます。その際にもマイナンバーカードとカードリーダーが必要ですので早めに買っておいても損はありません。
確定申告をする際の4つのポイント
これから確定申告される皆さんに向けて4つのポイントをお伝えします。
- 会計ソフトは確定申告をする上で必須
- 確定申告は年末調整で済んでいる項目もすべて入れる
- もし間違って申告してしまっても修正して再送信するだけで大丈夫!
- 初めて開業して青色申告で確定申告される方、開業費は計上していますか?
会計ソフトは確定申告をする上で必須
確定申告する際には会計ソフトの利用は必須と考えます。中でも私はクラウド型の会計ソフトをおすすめします。
- ネット環境があればいつでもどこでも会計処理ができる
- オンラインアップデートにより常に最新の状態で利用できる
- ソフト上から確定申告を進めることができる
デメリットとしてはランニングコストがかかるという点です。ただ税制が変わる度にソフトを買い替えることなどを考えるならそんなに大差は無いように感じます。
中でも私も実際に使用していてイチオシなのが、弥生の青色申告オンラインです。
1年間無料で利用可能で、年会費が他クラウド会計ソフトに比べて格安(セルフプランなら2年目から年間8,800円)です。
操作性が分かりやすく、会計処理の初心者でも扱いやすいです。もちろん会計ソフト代は経費にできます。
これから会計ソフトの導入を考えている方はぜひご検討してみてください。
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確定申告は年末調整で済んでいる項目もすべて入れる
なんとなく会社がしてくれた年末調整の後に「足らない部分」を確定申告するというイメージ、ありませんか?
私はその感覚でした。そのため年末調整で行った社会保険料控除や生命保険料控除は入れずに作成したら、
やけに追加徴税多くない? ってなりました。
知り合いの税理士さんに聞いたところ、確定申告は全部を確定させるためのもので年末調整で行った項目もすべて入力する必要があるとのこと。
もし間違って申告してしまっても修正して再送信するだけで大丈夫!
実は先ほどの「やけに追加徴税多くない?」に気づいたのは確定申告を税務署に提出した後でした。
ああああ!!!送ってしまった!!間違えてるのにこんなに税金払わないといけないの!?
もはやパニック。
すぐに確認したところ、修正して出しなおせば後から送信した方で処理していただけるとのことでした。あまり日数が経つと税務署にもご迷惑がかかるので修正は早めにしましょう。
もし間違っても出してしまっても大丈夫ということです。少し気が楽になりませんか?
初めて開業して青色申告で確定申告される方、開業費は計上していますか?
2020年に開業届と青色申告承認申請書を提出、2021年に初めて確定申告される方はしっかり開業費を計上していますか?
開業費とは簡単に言うと、開業前に掛かった開業のための費用を経費にすることができるというものです。開業のための費用というのはとても幅広く認められています。
しかも通常の経費ではなく、繰延資産として任意償却することが可能です。
「開業前」がいつからなのか、実は決まっていません。でも常識で考えて5~6年前から開業を準備することは考えずらいのであまりにも遡った費用の計上はやめましょう。
注意
私は税の専門家ではないので、詳しいことは必ず最寄りの税務署や税理士さんにご確認ください。
まとめ
確定申告はお金のことなのによく分からなくて複雑だというイメージがあります。今から憂鬱だという方も多いと思います。
この記事でこれから確定申告する予定の方の不安が少しでも解消されることを願っております。
なお、需要がありそうなら自分がいち早く確定申告をして実践編を書こうと思います。
私は副業社労士で開業しています。社労士について気になった方はこちらの記事もぜひお読みください。
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【知名度低い】社会保険労務士ってどんな資格?受験資格や将来性は?
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副業開業を検討されている方向けにメリット・デメリットをまとめた記事も書いています。
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副業で開業して1年経った私が経験した副業のメリット・デメリット
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。